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執筆者の写真近藤 和徳

肩関節痛・四十肩五十肩

更新日:2024年12月9日

肩の痛みは焦らず、無理に動かさない事

肩が上がりにくい、背中に手が回らない、洋服を脱ぎ着するのがつらい…。肩の痛みは日常生活に大きな支障を与える症状のひとつです。特に四十肩や五十肩と呼ばれる症状は、40代から50代の方に多く見られますが、若い方でも肩甲骨や背骨、肩周りが固まっていると同様の症状が現れることがあります。

基本的には肩関節の歪みや、局所疲労から起こるものであり、下手に肩関節を動かすと症状が悪化する可能性があるので、リハビリのやり方には注意が必要です。


 

肩の痛みの原因と全身の関係


肩関節は非常に自由度が高く、上下左右に大きく動ける構造になっています。しかし、この自由度の高さを支えているのは肩だけではありません。肩甲骨、背骨、肋骨、さらには骨盤や股関節といった全身の連動した動きが重要な役割を果たしています。

例えば、膝を曲げて背中を丸めた状態で腕を上げようとすると、うまく上がららないでしょう。このように、肩の動きは全身のバランスと密接に関係しているのです。


肩の痛みの多くは、関節や筋肉への蓄積疲労によって起こります。特に、四十肩や五十肩では、加齢によるインナーマッスルの筋力低下や、長年の負荷の蓄積が関節炎を引き起こすことが知られています。



 

四十肩・五十肩の理解と時期別ケア

四十肩・五十肩は俗称で、40代・50代になる方の痛みをひっくるめて指しているパターンと、「肩関節周囲炎」や「凍結型」といった原因不明の炎症症状を呈するものを指しているパターンの2つに分けられております。


後者の場合は肩周辺の炎症が原因で動きの制限や痛みが発生します。この症状には大きく3つの時期があり、長期戦になることが多くそれぞれ適したケアが必要です。


1. 炎症期(痛みが強い時期)

  • 痛みが強く、夜間も続くことが特徴です。

  • 痛みを抑え、無理に動かさないことが重要です。

  • 国家資格を持つ専門家の施術を受けることで、適切に肩を動かしながら痛みを管理します。


2. 拘縮期(肩が固まる時期)

  • 安静時や夜間の痛みは和らぐものの、動かすと痛みを感じる段階です。

  • この時期は、痛みのない範囲で肩を動かすことがポイントになります。


3. 回復期(動きの改善が必要な時期)

  • 痛みはほぼ収まり、動きの改善が主な課題となる時期です。

  • 肩甲骨や背中、肩周りの筋肉を積極的に動かし、関節の柔軟性と可動域を回復させます。


これに当てはまらない、肩関節の引っ掛かりで痛みが出るパターンの多くは肩関節インピンジメント症候群などと診断されるケースが多いです。

この場合組織のダメージ度にもよりますが、背骨や肩甲骨の機能改善を図れば早期回復するケースも珍しくありません。


 

肩の痛みを改善するための当院の施術方針


肩の痛みを軽減し、動きを取り戻すためには、肩周りだけでなく全身のバランスを整えることが重要です。当院では、以下の方法で肩の痛みにアプローチしています:


1. 全身の連動性をチェック

肩甲骨、背骨、首、骨盤まで全身の動きを確認し、痛みの原因を特定します。


2. 筋膜リリースと胸椎周囲の関節モビライゼーション

固まった関節可動性を取り戻し、肩周りの筋肉や筋膜を丁寧にほぐすことで、神経の圧迫や筋肉の緊張を和らげます。


3. ピラティスを活用したケア

マシンピラティスを活用し、肩甲骨の位置を整え、肩が動かしやすい姿勢を作ります。肩関節の動きに必要な筋肉を効果的に鍛えながら、柔軟性を高めます。


4. 日常生活の改善アドバイス

デスクワークやスマホの使用など、生活習慣が肩の痛みに与える影響を考慮し、適切な姿勢や運動方法を提案します。


 

肩の痛みを解消し、快適な日常を取り戻しましょう


肩の痛みは、適切なケアと全身のバランスを整えることで改善が期待できます。当院では、肩の状態に合わせた丁寧な施術を行い、痛みの根本からの改善を目指します。四十肩・五十肩などの症状にお悩みの方は、小金井市・武蔵野市で肩の痛みにお悩みの方は東小金井 整体院Evergreenにぜひ一度当院にご相談ください。


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